21:9の横長画面が魅力のウルトラワイドモニターですが、ゲームにおいても没入感の高さが新しい体験を得れて面白いです。

ゲーム向けウルトラワイドモニターにおいて重要になるのが、リフレッシュレートです。
リフレッシュレート60Hzのモニターは確かに安いですが、最大フレームレートが60fpsしか出ないため、PCでゲームをするにはもったいないです。
やはりPCでウルトラワイドモニターでプレイするならそれ以上のフレームレートでプレイした方が、快適度が高いため今回は100Hz以上でお勧めのウルトラワイドモニターを紹介していきます。
またウルトラワイドモニターは解像度がいくつかありますが、今回はメジャーなUWQHD(3440×1440)やWFHD(2560×1080)を紹介していきますので是非参考にして下さい。
目次
ゲーム向けウルトラワイドモニターを選ぶポイント
ウルトラワイドモニターを選ぶうえで重要になるポイントはいくつかあります。
- 解像度
- モニターのサイズ
- パネルの種類
- リフレッシュレート
ウルトラワイドモニターの解像度の違い
モニターの解像度とは、画面上に表示されるピクセル(画素)の数を示すものです。
通常、解像度は「横×縦」の形式で表され、例えば「1920×1080」という解像度は、横方向に1920ピクセル、縦方向に1080ピクセルが並んでいることを意味します。
解像度が高いほど同じサイズの画面により多くのピクセルが詰め込まれるため、画像や映像がより詳細に表示され、細かいディテールや小さな文字が鮮明に見えるようになります。

グラーボくん
逆に解像度が低いと、画質が粗く感じます
ウルトラワイドモニターの解像度はいくつかありますので紹介します。

- WFHD (2560×1080):
- 21:9のアスペクト比を持つエントリーレベルの解像度。
- フルHD(1920×1080)の横方向を広げた解像度で、比較的手頃な価格で提供されることが多いです。
- UWQHD (3440×1440):お勧め
- 21:9のアスペクト比を持つ解像度で、一般的なウルトラワイドモニターの標準的な解像度です。
- WQHD(2560×1440)の横方向を広げた解像度で、非常に鮮明な映像を提供します。
- 作業スペースやゲームの没入感が向上します。
- UW4K / 4K UW (3840×1600):
- 21:9のアスペクト比を持つ解像度で、4K UHD(3840×2160)の横方向をさらに広げた解像度です。
- 高い解像度と広い視野角を提供し、非常に詳細な映像を楽しむことができます。
- DFHD (5120×1440):
- 32:9のアスペクト比を持つ解像度で、デュアルフルHD(2560×1440)を1つのモニターに統合した形になります。
- 超広角の視野を提供し、非常に多くの作業スペースを確保できます。
- DWQHD (5120×2160):
- 32:9のアスペクト比を持つ解像度で、5K2Kとも呼ばれます。
- デュアルWQHD(2560×1440)を1つのモニターに統合した形で、非常に高い解像度と広い作業スペースを提供します。
この中で今主流の解像度はWFHD (2560×1080)とUWQHD (3440×1440)です。
詳細な比較はWFHD (2560×1080)とUWQHD (3440×1440)の比較記事があるので参考にしてください。
モニターのサイズの違い
ウルトラワイドモニターのサイズは29インチや34インチが主流ですが、中には43インチといった大型のウルトラワイドモニターも存在します。



29インチの特徴
- 一般的な解像度はWFHD(2560×1080)
- 一般的なデスクワーク、ブラウジング、軽いゲーミングなど、比較的軽量な作業に適している。
- よりコンパクトな設置スペースが必要な場合に適している。
- 価格が34インチより安価
34インチの特徴
- 一般的な解像度はUWQHD(3440×1440)
- 映像編集、プログラミング、グラフィックデザイン、ゲーミングなど、広い作業スペースや高解像度が必要な用途に適している。
- 29インチより遥かに高い
最近では29インチに需要は減ってきており、34インチのUWQHD(3440×1440)モニターが多く登場している傾向にあります。
特に幅の制約などが無ければ34インチUWQHD(3440×1440)モニターがお勧めです。
パネルの種類
パネルの違い


ウルトラワイドモニターのパネルにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴や利点、欠点があります。
主なパネルタイプとしては、IPS(In-Plane Switching)、VA(Vertical Alignment)、TN(Twisted Nematic)があり、また最近ではOLED(Organic Light Emitting Diode)パネルも注目されています。
以下に各パネルタイプの特徴を紹介します。
- IPSパネル:色再現性と視野角に優れ、映像編集やデザインに最適。
- VAパネル:高コントラストで映画鑑賞や一般的な使用に向いている。
- TNパネル:応答速度が速く、ゲーミングに最適。
- OLEDパネル:最高の画質とコントラストを提供するが、高価で焼き付きのリスクがある。
ウルトラワイドモニターはIPSパネルやVAパネルを採用していることが多いです。
特に高リフレッシュモニターになるとVAパネルが多くIPSパネルの高リフレッシュモニターは価格がかなり高いです。
リフレッシュレートについて

モニターのリフレッシュレートは、画面が1秒間に何回更新されるかを示す指標で、単位はヘルツ(Hz)で表されます。
例えば、リフレッシュレートが60Hzの場合、画面は1秒間に60回更新されることを意味します。
リフレッシュレートが高いほど、画面の動きが滑らかになります。
特に、動きの激しいゲームやスポーツ映像などでは、高いリフレッシュレートがあると、映像がより自然で滑らかに見えるようになります。
以下は、一般的なリフレッシュレートの例です
- 60Hz: 標準的なリフレッシュレート。日常的な作業や動画視聴には十分です。
- 75Hz: 60Hzよりも少し滑らかな動きが感じられます。
- 120Hz: ゲーミングモニターに多く、ゲームプレイやスポーツ映像に最適です。
- 144Hz: 多くのゲーミングモニターに採用され、非常に滑らかな動きを提供します。
- 240Hz: 非常に高いリフレッシュレートで、競技志向のゲーマーに好まれます。
リフレッシュレートが高いほど、コンピューターやゲーム機が高いフレームレート(FPS)を出力できる場合、その効果を最大限に感じられます。
また、リフレッシュレートは、視覚的な快適さにも影響を与えるため、特に長時間の作業やゲームを行う場合には重要な要素です。
ゲーム向けお勧めウルトラワイドモニターを紹介!!
お勧めのウルトトラワイドモニターを34インチよ29インチに分けて紹介していきます。
34インチウルトラワイドモニター
Xiaomi 曲面 G34WQi 34インチ 180Hz

メーカー | Xiaomi |
ディスプレイサイズ | 34インチ |
解像度 | 3440x1440 |
リフレッシュレート | 180Hz |
応答速度 | MPRT 1ms |
パネル | VA |
色域 | DCI-P3カバー率95% sRGBカバー率100% |
タイプ | 湾曲 |
VISA規格 | 75×75mm |
スピーカー | 無し |
Xiaomiの34インチウルトラワイド曲面モニターG34WQiです。
リフレッシュレート144Hzで、解像度3440×1440の高解像度を持ち、ゲームや映像鑑賞に最適なモニターです。
曲面デザインが没入感を高め、長時間の使用でも目の負担を軽減します。
VAパネルを採用しており、3000:1のコントラスト比で黒の表現が非常に深く、色の再現性も優れています。
また、FreeSync Premium対応でティアリングやスタッタリングを防ぎ、滑らかなゲームプレイを実現できる点も素晴らしいです。
多機能かつ高性能なモニターで、さらに価格がとんでもなく安いためゲームや映像編集、日常使いにおいて幅広くおすすめです。

グラーボくん
スピーカー非搭載なので、外付けスピーカーやイヤホンの使用をお勧めします。
Minifire 曲面 ゲーミングモニター 34インチ UWQHD

メーカー | Minifire |
ディスプレイサイズ | 34インチ |
解像度 | 3440x1440 |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
パネル | VA |
色域 | DCI-P3 98%, sRGB 125% |
タイプ | 曲面 |
VISA規格 | 100x100mm |
スピーカー | 搭載 |
中国のトップ10のテレビメーカーExpress rackのモニターブランドMinifireの34インチUWQHDモニターです。
178度の広視野角で没入感が高く、最大リフレッシュレート165Hzとかなり高いためゲーム向けにお勧め出来るウルトラワイドモニターです。
標準でスピーカーが搭載されている点もいい点ですね。
高さ調節、回転、傾き調節が可能なスタンドが付属し、VESA対応でモニターアームの取り付けも可能です。
この性能で価格面でもかなり安く、性能と価格のコストパフォーマンスが高い人気のウルトラワイドモニターです。
KOORUI 34インチ ゲーミング モニター 3440×1440

メーカー | KOORUI |
ディスプレイサイズ | 34インチ |
解像度 | 3440x1440 |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
パネル | VA |
色域 | sRGB 100% |
タイプ | 曲面 |
VISA規格 | 70x70mm |
スピーカー | 非搭載 |
KOORUIは中国の液晶メーカーで市場シェア7%誇り業界内で第3位の人気のメーカーです。
最大リフレッシュレート165Hzと高く、Display HDR400なので基準を満たした色域と輝度で信頼感が高いです。
高さ調節、回転、傾き調節が可能なスタンドが付属し、VESA対応でモニターアームの取り付けも可能です。
KOORUIはモニターとして日本でも人気を上げてきているメーカーで信頼できるのでお勧めのウルトラワイドモニターです。
JAPANNEXT 34インチ曲面 IPSパネル UWQHD

メーカー | JAPANNEXT |
ディスプレイサイズ | 34インチ |
解像度 | 3440x1440 |
リフレッシュレート | 60Hz |
応答速度 | 5ms(GtoG) |
パネル | IPS |
色域 | sRGB99% |
タイプ | 曲面 |
VISA規格 | 100x100mm |
スピーカー | 3W×2 |
JAPANNEXT(ジャパンネクスト)は日本製のモニタメーカーです。
34インチの曲面IPSパネルを搭載し、UWQHD(3440 x 1440)解像度に対応するウルトラワイドモニターです。
最大輝度300cd/m²の高輝度液晶は、sRGB99%の広色域をカバーし、IPSパネルという事もあり鮮やかな色彩で動画や写真を美しく再現します。
インターフェースには、HDMI 2.0ポート(60Hz)を2つ、DisplayPort 1.2ポート(60Hz)を2つ搭載しています。
「PBP(Picture by Picture)」機能に対応し、最大2つの入力信号を同時に表示可能です。
スピーカーも搭載している為快適性が高く便利ですね。
最大リフレッシュレートが60Hzとゲームでは高フレームレートを出せませんが、IPSパネルで色合いが綺麗な画面を堪能したい方にお勧めのモニターです。
LG モニター ディスプレイ 34WQ75C-B

メーカー | LG |
ディスプレイサイズ | 34インチ |
解像度 | 3440x1440 |
リフレッシュレート | 60Hz |
応答速度 | 5ms (GTG ) |
パネル | IPS |
色域 | sRGB99% |
タイプ | 曲面 |
VISA規格 | 100x100mm |
スピーカー | 7 W×2 |
LG(エレクトロニクス)は韓国のモニター会社で日本でも人気のあるメーカーです。
IPSパネルを採用しており視野角が広くワイドモニターの端の方まで色鮮やかに見ることが出来ます。
USBTypeC接続に対応しており、ノートパソコンなどTypeC接続のみで画面に映し出すことが出来るため、ビジネス用としても相性が良く利便性が高いです。
高出力の7Wステレオスピーカーを搭載し、Waves Audio社の「MaxxAudio®」技術を採用している為、迫力のあるクリアなステレオ音声を楽しむことができます。
価格こそ少し高く高リフレッシュモニターではありませんが、利便性が高くお勧めのモニターです。
29インチウルトラワイドモニター
LG 29WQ600-W 29インチ 100Hz 2560×1080

メーカー | LG |
ディスプレイサイズ | 29インチ |
解像度 | 2560×1080 |
リフレッシュレート | 100Hz |
応答速度 | 5ms(GTG) |
パネル | IPS |
タイプ | 平面 |
色域 | sRGB99% |
HDR | HDR10 |
VISA規格 | 100×100 |
スピーカー | 7W x2 |
LGの29インチIPSパネルの2560×1080モニターです。
ひとつ前のモニターよりやや性能が高く、リフレッシュレート100Hzになりこちらはスピーカーを搭載しています。
またUSBtypeCにも対応しているため、TypeCでの映像接続や給電なども出来るため便利です。
シルバーのスタンドに背面は白色なので白色や木目デスク環境にも合いますね。
値段相応に性能アップしているので、こちらのモニターもおすすめです。
アイリスオーヤマILD-AW29FHD-B 29インチ 75Hz 2560×1080

メーカー | アイリスオーヤマ |
ディスプレイサイズ | 29インチ |
解像度 | 2560×1080 |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 5ms(GTG) |
パネル | ADS |
タイプ | 平面 |
VISA規格 | 75×75mm |
スピーカー | 無し |
アイリスオーヤマの29インチ2560×1080モニターです。
ADSパネルというIPSと仕様が似ているパネルを採用しているため、コントラスト比の高い綺麗な色合いの映像を映し出すことができます。
リフレッシュレートが75Hzとゲームには不向きですが、価格も安く3年保証などメーカーの対応も手厚いためおすすめです。
以上でゲーム向けお勧めウルトラワイドモニターの紹介を終わります。
ウルトラワイドモニターで100fps出すにはどれくらいの性能がいる??
100Hzウルトラワイドモニターを購入しても100fps以上出せる性能のゲーミングPCが無ければ実際に100fpsでゲームプレイが出来ません。
どの程度の性能が必要か複数のグラボでいくつかのゲームを検証してみました。
グラボ | FF14 | 原神 | 崩壊スターレイル | ゼンレスゾーンゼロ | 鳴潮 | モンハンワールド |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX3050 | 62 | 60 | 59 | 75 | 57 | 35 |
RTX4060 | 90 | 60 | 60 | 130 | 60 | 67 |
RTX4060Ti | 100 | 60 | 60 | 144 | 60 | 77 |
RTX4070 | 131 | 60 | 60 | 165 | 60 | 102 |
RTX4070SP | 147 | 60 | 60 | 165 | 60 | 110 |
RTX4070Ti | 151 | 60 | 60 | 167 | 60 | 114 |
RTX4070TiSP | 162 | 60 | 60 | 166 | 60 | 118 |
RTX4080 | 178 | 60 | 60 | 165 | 60 | 132 |
グラボ | FF14 | 原神 | 崩壊スターレイル | ゼンレスゾーンゼロ | 鳴潮 | モンハンワールド |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX3050 | 51 | 52 | 55 | 40 | 45 | 23 |
RTX4060 | 71 | 60 | 60 | 77 | 60 | 42 |
RTX4060Ti | 74 | 60 | 60 | 88 | 60 | 50 |
RTX4070 | 91 | 60 | 60 | 115 | 60 | 70 |
RTX4070SP | 103 | 60 | 60 | 141 | 60 | 78 |
RTX4070Ti | 106 | 60 | 60 | 145 | 60 | 80 |
RTX4070TiSP | 119 | 60 | 60 | 165 | 60 | 90 |
RTX4080 | 132 | 60 | 60 | 167 | 60 | 98 |
ゲームによってグラフィックの重さは違うので、最適解はゲームによって変わりますが、RTX4070SUPER程度の性能があれば、ほとんどのゲームがUWQHD(3440×1440)で快適にプレイ出来るためお勧めです。

グラーボくん
RTX4070SUPERはコスパの面でもお勧めです
NEXTGEAR JG-A7G7S

製品名 | NEXTGEAR JG-A7G7S |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | RTX 4070SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe |
コストパフォーマンス◎
ゲーム向けお勧めウルトラワイドモニター最後に!!
今回はゲーム向けお勧めウルトラワイドモニターを紹介していきました。
ウルトラワイドモニターでのゲームプレイはいつもと違った新感覚で面白いです。
また日常使いにおいても横長の画面は便利な場面が多く、使い勝手がいいのでそういった意味でもウルトラワイドモニターは一台持っておいて損はありません。
最近ではウルトラワイドモニターの価格は大分安くなり、入手のハードルもかなり下がっています。
あなたに合ったウルトラワイドモニターを見つけ快適なゲームライフを楽しんで欲しいと思います。
では!!
ゲーム別




