ウルトラワイドモニターは、その広大な視野と没入感で、作業効率やエンターテイメント体験を大幅に向上させる魅力的な選択肢です。
しかし、解像度の選択が視覚体験やパフォーマンスに大きな影響を与えるため、適切な解像度を選ぶことが非常に重要です。
ウルトラワイドモニターの代表的な解像度には、UWQHD(3440×1440)やWFHD(2560×1080)があり、それぞれに異なる特徴と用途があります。

グラーボくん
DFHD (5120×1440)というとんでもないのもありますが
本記事では、これらの解像度の違いや選び方のポイントを詳しく解説します。
あなたのニーズに最適な解像度を見つけるための参考にしてください。
結論
WFHD(2560×1080) | UWQHD(3440×1440) | |
没入感 | 29インチ | 34インチ |
作業領域 | 十分広い | かなり広い |
ゲームの重さ | ほぼフルHD | 4K よりやや軽い |
価格 | 割と安い | リフレッシュレート次第 |
- ゲームをやるなら没入感の高い34インチUWQHD(3440×1440)がお勧め!!
- ノートPCのサブモニターや仕事の作業領域拡張目的なら29インチWFHD(2560×1080)で十分
目次
まず初めにモニターの解像度とは
解像度とは、画面上に表示されるピクセルの数を指し、画質や表示領域に直結する要素です。

グラーボくん
ドット絵を想像して、そのドットの数が多いか少ないかがイメージしやすいかな

簡単に言うと、解像度が高いほど、画面上の細かな部分までくっきりと表示されます。
- HD(1280×720):少し古いPCや性能の低いPCはこの解像度のモニターが多い
- フルHD(1920×1080):一般的な解像度でTVやPCはこの解像度が多い
- 4K(3840×2160):4Kテレビなど最近よく聞くようになった解像度
ピクセル(ドット)
解像度 | ピクセル数 | フルHDの何倍か |
---|---|---|
フルHD(1920×1080) | 2,073,600 | – |
4K (3840×2160) | 8,294,400 | 4倍 |
つまり解像度4KはフルHDの4倍ドットの数が多いという事になります。

グラーボくん
それだけ多ければ、さらに細かい色合いを表現できますよね
ウルトラワイドモニターの解像度は何があるのか
ウルトラワイドモニターにも解像度の種類があります。

- WFHD (2560×1080)お勧め
- UWQHD (3440×1440)お勧め
- UW4K / 4K UW (3840×1600)
- DFHD (5120×1440)
- DWQHD (5120×2160)
この中で販売されているモニターの種類が多いのが、WFHD (2560×1080)とUWQHD (3440×1440)の二つです。


今回はこの二つの解像度のモニターで買うならどっちがいいか比較解説をしていきます。
- モニターのサイズ感
- ゲームでの映像
- ゲームでのフレームレート
- 価格
これらについて順番に解説していきます。
UWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)のモニターをサイズ感
まず初めにモニターのサイズ感に関してですが、これは解像度とはあまり関係はありません。
ただし販売の傾向的には
- WFHD (2560×1080)→29インチ
- UWQHD (3440×1440)→34インチ
この2つが圧倒的に多いので、その認識で大丈夫ですが、解像度というのはピクセルの数なので34インチモニターでもUWQHD (3440×1440)ではなくWFHD (2560×1080)が存在します。

グラーボくん
34インチが必ずUWQHDとは限らないので注意
逆に29インチでUWQHD (3440×1440)は見たことが無いので、UWQHDを選択する場合は34インチになりますね。
なのでここでは解像度の違いというよりは大きさの違いを比較します。
- WFHD (2560×1080)→67.6×28.6㎝
- UWQHD (3440×1440)→79.3×33.4㎝

下の画像は同じ位置から29インチと34インチを見た写真になります。(左右に動かして比較してみてください)


当然ですが、34インチの方が存在感は大きくなりますね。
29インチと34インチのゲームでの違い
まずは29インチと34インチの見え方の違いを比較していきます。
FF14
34インチUWQHD (3440×1440)


29インチWFHD (2560×1080)の場合


原神
34インチUWQHD (3440×1440)


29インチWFHD (2560×1080)の場合


29インチと34インチを比較したとき、やはり34インチの方が迫力があり臨場感が高いです。
モニターから私の目の位置まで大体70㎝程度ですが、その環境だったら34インチの方がいいと感じました。

グラーボくん
29インチだったらもう少し距離を近づけるといい感じです。
次に実際に解像度の違いでゲームの画質クオリティーがどの程度変わるか検証してみました。
ウルトラワイドモニターUWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)の解像度の違い
解像度 | ピクセル数 |
---|---|
フルHD(1920×1080) | 2,073,600 |
WFHD (2560×1080) | 2,764,800 |
UWQHD (3440×1440) | 4,953,600 |
4K (3840×2160) | 8,294,400 |
UWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)はピクセルの数で言うと約1.79倍違います。
解像度の違いを見る為、ゲーム画面をそれぞれスクリーンショットを取りました。
FF14


FF14のUWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)を比較してみても、明確に画質のクオリティの差があるとは思えませんでした。

グラーボくん
むしろ光の関係でWFHD (2560×1080)の方がよく見えてしまう
原神


スクショだと大きな違いは分かりません。
ブログで写真を掲載するにどうしても画面サイズが実際より小さくなってしまいますので、小さい画面で解像度の違いを判断するのは困難ですね。
実際34インチの画面でWFHD (2560×1080)の解像度でプレイしてみましたが、草や木の陰の描写が若干丁寧かなって感じってくらいで大きな違いは感じませんでした。
UWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)の作業領域の違い
1つの画面を半分に分けて2つの作業をする際の違いを比較してみました。
参考程度にフルHDも掲載します。
フルHD

WFHD (2560×1080)

UWQHD (3440×1440)

フルHDだとヤフーの両端の余白が無いですが、WFHD(2560×1080)になると余白が出来て余裕があります。
UWQHD (3440×1440)になるとさらに余白が大きくなりますが、WFHD(2560×1080)でも十分な作業領域を確保できます。
ウルトラワイドモニターUWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)のゲームでのフレームレート
実際にFF14のベンチマークでも比較をしてみました。
解像度 | スコア | 平均FPS | フルHDの何倍重いか |
---|---|---|---|
フルHD(1920×1080) | 26203 | 197 | – |
WFHD (2560×1080) | 24143 | 178 | 1.11倍 |
WQHD(2560×1440) | 21618 | 157 | 1.25倍 |
UWQHD (3440×1440) | 18400 | 132 | 1.49倍 |
4K (3840×2160) | 12489 | 90 | 2.18倍 |
WFHD (2560×1080)の場合フルHDより少し重い程度なので、フルHDで快適に出来ていればほぼ問題ないでしょう。
UWQHD (3440×1440)になってくるとフルHDより1.5倍程度重くなっている為、グラボによっては大分厳しくなるでしょう。

グラーボくん
今後色々なゲームでグラボ別に比較していきます。
フレームレートとは1秒間に表示される静止画像(フレーム)の数を指します
単位は「FPS(Frames Per Second)」で表されフレームレートが高いほど、映像はより滑らかに見え、フレームレートが低いと、映像はカクカクして不自然に見えます。

1fpsと3fpsは動いている距離は同じですが、見え方が全然違いますよね。
ウルトラワイドモニターUWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)の価格の違い
ウルトラワイドモニターは通常よりも大きな画面サイズを持ち、より多くの画素数を表示するため、高度な技術とより多くの素材が必要です。
その為フルHDや4Kモニターに比べて製造コストが高くなります。
実際どの程度なのか表にしました。
解像度 | 60Hz | 144Hz |
---|---|---|
フルHD(1920×1080) | 10,000円 | 16,000円 |
WFHD (2560×1080) | 22,000円 | 35,000円 |
UWQHD (3440×1440) | ー | 40,000円 |
4K(3440×2160) | 36,000円 | 60,000円 |
ゲーム目的で高リフレッシュレートのモニターを高とするとやはり価格が高くなる印象です。
WFHD (2560×1080)の144Hzを買うくらいだったらあと少し出してUWQHD (3440×1440)の144Hzを買う方がコストパフォーマンスが高いです。
ゲーム目的ではなく単純ウルトラワイドモニターが欲しいならWFHD (2560×1080)の60㎐モニターは価格が安くお勧めです。
ウルトラワイドモニターUWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)どっちがいい?? まとめ
WFHD(2560×1080) | UWQHD(3440×1440) | |
没入感 | 29インチ | 34インチ |
作業領域 | 十分広い | かなり広い |
ゲームの重さ | ほぼフルHD | 4K よりやや軽い |
価格 | 割と安い | リフレッシュレート次第 |
UWQHD (3440×1440)とWFHD (2560×1080)ではやはり画面も大きいUWQHD (3440×1440)の方が没入感が高く、ゲームをするにしても作業領域を広げるにしても便利なのでお勧めです。
価格の高さが少しネックになりますが、今の時代4万円程度で買えると考えると2,3年前に比べると遥かに安いです。

グラーボくん
私は当時UWQHD (3440×1440)を7万円くらいで買いました。
もちろんWFHD(2560×1080)もゲームをやらないのであれば2.5万円程度で購入できるので、そちらの選択もありです。
ウルトラワイドモニターは手に入れることで快適なPC環境になること間違いなしなので、ぜひご自身に合ったウルトラワイドモニターを手に入れて欲しいと思います。
では!!