ゲームにおけるフレームレートは、ゲームプレイの質を左右する重要な要素です。
フレームレートが低いと
- カクカクした映像になる
- キャラの動きが大雑把
- シューティングゲームでは敵の索敵が遅れる
しかし任天堂SwitchやPS4.5をメインにプレイしているユーザーは画面にフレームレートが表示されているわけではないので、その意味や実際どの程度フレームレートが出ているか知らないかと思います。
今後ゲーミングPCの購入を考えている方は『フレームレートとは何か』を知らなければ適切なゲーミングPCを選ぶことが出来ません。
フレームレートについて正しく知ることでPCゲームで様々なメリットがあります。
そこで、今回の記事では、ゲームのフレームレートについて詳しく解説します。
図解や実際のプレイ映像の比較など、フレームレートに関して知識ゼロでも理解できるように解説しますので参考にして下さい!!
目次
フレームレートとは1秒間にいくつのフレームで表示されるかを表す単位
フレームレートの単位はfps(フレームパーセコンド)で表します。
パラパラ漫画をイメージしてもらえば分かりやすいかと思いますが、図解と映像で説明していきます。
フレームレート差による違い
下の図は『歩いている人の図』で0から9まで移動に3秒かかっているものとします。
1秒当たり3コマ進んでいます。
「1秒当たり3コマ」フレームレートで言えば3fpsです。
3fpsを実際の映像で見た場合
これがもし2fpsの場合コマ数が減ります。
1秒に2コマになる為3fpsより映せるコマ数が減りますので、実際に映像で見たとき駒飛びしたように映ります。
これを実際の映像で見た場合
先ほどの3fpsに比べて移動が飛んでしまっていますよね。
1fpsの場合
グラーボ君
1fpsになると、曲がり具合が分かりません
比較として3fpsと1fpsの違いを見てみてください
この二つの映像は移動の距離は同じですが、圧倒的に3fpsの方が見やすいですよね。
つまりフレームレートは高ければ高いほどより細かな動きを視認できるようになります。
TVなど普段どれくらいのフレーレートを見ているか
日常生活の中であなたが見ているフレームレートがどの程度なのか説明していきます。
機器 | フレームレート |
---|---|
TV | 60fps(120fps対応もある) |
YOUTUBE | 最大60fps |
iPhone | 60fps 最新は120fps対応 |
Switch | 30fps |
PS5 | 120fpsだが ほとんどのゲームが最大60fps |
PCゲームをやらない方はほとんど60fpsを見ていると思って大丈夫です。
60fps以上のフレームレートを堪能するには、入力する側と出力する側の両方が60fps以上に対応していないといけない為ハードルが高いです。
例えばPS5は最大120fpsまで対応していますが、それを実現する為には、120fpsを映し出せるモニターとゲーム側が120fspの映像を配信しなければいけません。
どちらかが60fpsまでだったらあなたが見える映像は60fpsになります。
つまりPS5で120fps以上出すには3つの条件を満たさなくてはいけません
- ゲーム機本体が120fpsを出せる性能をしている
- モニターまたはTVが120fpsに対応している
- ゲーム側が120fpsに対応している
PCゲームにおいて高フレームレートでゲームプレイするには何が必要か??
PCゲームにおいて144fpsや240fpsでゲームを楽しむ為に必要な物や条件は3つあります。(PS5と一緒)
- 144fpsを出すことが出来る性能のPC(ゲームや解像度によって要求スペックは変わる)
- 144Hzモニターや240Hzモニター
- ゲーム側が144fpsや240fpsに対応している(こっちではやりようはない)
1.144fpsや240fpsを出すことが出来るゲーミングPC
PCゲームの場合、どれだけのパフォーマンスを出せるかはPCの性能で決まります。
144fpsを出すにはやりたいゲームの144fps以上出る性能のPCを買う必要があります。
PC性能に関して主にはグラフィックボードの性能で決まるのですが、当然高性能なほど価格は高いです。
グラボ | 価格 |
---|---|
RTX3050 | 30,000円 |
RTX4060 | 52,800円 |
RTX4060Ti | 67,800円 |
RTX4070 | 88,000円 |
RTX4070SUPER | 95,480円 |
RTX4070Ti | 112,000円 |
RTX4070TiSUPER | 139,800円 |
RTX4080 | 170,000円 |
RTX4080SUPER | 170,000円 |
RTX4090 | 300,000円 |
プレイするゲームや解像度によってもフレームレートは全然違うので人によって求めるPC性能は変わってきます。
例えばApex Legendsを144fpsや240fpsでプレイしたい場合、グラフィックボード別のフレームレートは以下のようになります。
このデータからApex Legendsの場合
- 144fpsを目指すならRTX4060以上
- 240fpsを目指すならRTX4070以上
これぐらいのグラボを搭載したPCが必要となります。
グラーボ君
Apex Legendsなら個人的にRTX4070SUPERがお勧め
ここから各ゲームのグラボの性能差の比較が分かりやすいように、私が実際に取った検証データの一部を紹介します。
RTX4060,RTX4060Ti
ゲームタイトル | RTX4060 | RTX4060Ti |
---|---|---|
FF14 | 107fps | 113fps |
原神 | 60fps | 60fps |
崩壊スターレイル | 60fps | 60fps |
鳴潮 | 60(60)fps | 60(60)fps |
ストリートファイター6 | 60fps | 60fps |
ブループロトコル | 145fps | 158fps |
パルワールド | 80(96)fps | 95(106)fps |
アーマードコア | 92fps | 101fps |
モンハンワールドIB | 78fps | 105fps |
龍が如く8 | 80fps | 107fps |
サイバーパンク | 37 (58)fps | 42 (73)fps |
VALORANT | 579fps | 675fps |
オーバーウォッチ2 | 253fps | 284fps |
Apex Legends | 212fps | 226fps |
ゲームタイトル | RTX4060 | RTX4060Ti |
---|---|---|
FF14 | 80fps | 84fps |
原神 | 60fps | 60fps |
崩壊スターレイル | 60fps | 60fps |
鳴潮 | 60(60)fps | 60(60)fps |
ストリートファイター6 | 60fps | 60fps |
ブループロトコル | 106fps | 113fps |
パルワールド | 55(71)fps | 66(80)fps |
アーマードコア | 70fps | 78fps |
モンハンワールドIB | 56(76)fps | 66(94)fps |
龍が如く8 | 50fps | 64fps |
サイバーパンク | 26 (40)fps | 32(52)fps |
VALORANT | – | – |
オーバーウォッチ2 | – | – |
Apex Legends | – | – |
ゲームタイトル | RTX4060 | RTX4060Ti |
---|---|---|
FF14 | 63fps | 67fps |
原神 | 58.5fps | 59.7fps |
崩壊スターレイル | 59fps | 60fps |
鳴潮 | 43(60)fps | 53(60)fps |
ストリートファイター6 | 47fps | 54fps |
ブループロトコル | 64fps | 67fps |
パルワールド | 29(41)fps | 36(47)fps |
アーマードコア6 | 39fps | 39fps |
モンハンワールドIB | 27(40)fps | 35(50)fps |
龍が如く8 | 26fps | 30fps |
サイバーパンク | 17 (21)fps | 25 (25)fps |
VALORANT | – | – |
オーバーウォッチ2 | – | – |
Apex Legends | – | – |
RTX4070Ti,RTX4070TiSUPER
ゲームタイトル | RTX4070Ti | RTX4070TiSP |
---|---|---|
FF14 | 170fps | 180fps |
原神 | 60fps | 60fps |
崩壊スターレイル | 60fps | 60fps |
鳴潮 | 60(60)fps | 60(60)fps |
ストリートファイター6 | 60fps | 60fps |
ブループロトコル | 219fps | 230fps |
パルワールド | 118(119)fps | 119(119)fps |
アーマードコア | 110fps | 110fps |
モンハンワールドIB | 152fps | 158fps |
龍が如く8 | 140fps | 140fps |
サイバーパンク | 73(123)fps | 73(131)fps |
VALORANT | 785fps | 793fps |
オーバーウォッチ2 | 442fps | 487fps |
Apex Legends | 276fps | 282fps |
ゲームタイトル | RTX4070Ti | RTX4070TiSP |
---|---|---|
FF14 | 131fps | 144fps |
原神 | 60fps | 60fps |
崩壊スターレイル | 60fps | 60fps |
鳴潮 | 60(60)fps | 60(60)fps |
ストリートファイター6 | 60fps | 60fps |
ブループロトコル | 167fps | 187fps |
パルワールド | 106(119)fps | 110(118)fps |
アーマードコア | 107fps | 108fps |
モンハンワールドIB | 110(145)fps | 123(160)fps |
龍が如く8 | 111fps | 124fps |
サイバーパンク | 60(99)fps | 66(107)fps |
VALORANT | – | – |
オーバーウォッチ2 | – | – |
Apex Legends | – | – |
ゲームタイトル | RTX4070Ti | RTX4070TiSP |
---|---|---|
FF14 | 76fps | 85fps |
原神 | 60fps | 60fps |
崩壊スターレイル | 60fps | 60fps |
鳴潮 | 60(60)fps | 60(60)fps |
ストリートファイター6 | 60fps | 60fps |
ブループロトコル | 98fps | 108fps |
パルワールド | 62(81)fps | 67(100)fps |
アーマードコア6 | 70fps | 81fps |
モンハンワールドIB | 61(89)fps | 69(95)fps |
龍が如く8 | 53fps | 61fps |
サイバーパンク | 40 (63)fps | 45 (70)fps |
VALORANT | – | – |
オーバーウォッチ2 | – | – |
Apex Legends | – | – |
この辺りについてはお勧めのグラボをコスパとゲームでの性能面で比較解説の記事で細かく解説していますので参考にして下さい。
2.144Hzや240Hzモニター
PCがいくら高性能でもモニターが高フレームレートに対応していなければ、実際に見る映像は60fpsになってしまいます。
モニターはリフレッシュレートで対応fpsを示しています。
- 60Hz→最大60fps
- 144Hz→最大144fps
- 240Hz→最大240fps
グラーボ君
Hz=fspと考えれば大丈夫
当然高リフレッシュレートモニターの方が価格は高いです。
解像度によっても価格は大きく変わってきます。
参考価格
Hz | フルHD | WQHD | 4K |
---|---|---|---|
60Hz | 10,000円 | 20,000円 | 30,000円 |
144Hz | 25,000円 | 45,000円 | 80,000円 |
240Hz | 35,000円 | 70,000円 | – |
360Hz | 70,000円 | – | – |
500Hz | 90,000円 | – | – |
フルHDの場合240Hzまではコスパが良いですが、360Hzとなるとコスパ度外視になってくるイメージです。
解像度とは、画像や映像で表示されるピクセルの数を示す尺度です。解像度が高いほど、より詳細な情報を含むことができます
- フルHD: 1920 x 1080
- WQHD: 2560 x 1440
- 4K: 3840 x 2160
4KはフルHDに比べて4倍ピクセル数が多い為、より細やかな色の違いを表現できます
その分グラフィックボードにかかる負荷は大きくなる為、4Kでゲームをプレイするには高性能なグラフィックボードが必要になります
またモニターも4Kに対応していないといけませんので、4Kでのゲームプレイはよりお金がかかります
3.ゲーム側が144fpsや240fpsに対応している
「PCの性能もよし、144Hzのモニターも用意したこれで144fpsでゲームが出来る」
と言いたいところですが、最後にゲーム側が高フレームレートに対応していなければ高いフレームレートが出ることはありません。
グラーボ君
こればっかりはこちらではやりようがない
ゲームによって最大フレームレートは変わってきますので、自分がプレイするゲームの最大フレームレートは知っておきましょう。
ゲームタイトル | 最大FPS |
---|---|
FF14 | 無制限 |
原神 | 60fps |
崩壊スターレイル | 60fps |
鳴潮 | 60fps |
ストリートファイター6 | 60fps |
ブループロトコル | 無制限 |
パルワールド | 120fps |
アーマードコア | 120fps |
モンハンワールドIB | 無制限 |
龍が如く8 | 144fps |
サイバーパンク | 無制限 |
VALORANT | 無制限 |
オーバーウォッチ2 | 無制限 |
Apex Legends | 300fps |
ゲームにおけるフレームレートの優位性
ゲームといても様々なジャンルがあり、ジャンルによってフレームレートの重要度は変わってきます。
- ターン性ゲーム
- アクションゲーム
- FPS,TPS,格闘ゲーム
この中で特にフレームレートの重要度が高いのはFPS,TPSや格闘ゲームなど競技性の高いゲームになります。
- Apex Legends
- Fortnite
- VALORANT
- オーバーウォッチ 2
- COD
- BF
- PUBG
- ストリートファイター
- 鉄拳
FPSゲームの場合はフレームレートの高さで勝敗が左右するほど重要
FPSゲームにおいてフレームレートは超重要で高いフレームレートが出せなければ、それだけで不利になります。
FPSゲームは一瞬の判断で勝敗を分ける為、敵の動きをしっかり視認することが重要ですよね。
例えば遮蔽物から敵が出てくるとして、フレームレートの違いで敵の視認の早さが変わってきます。
グラーボ君
分かりやすく図解で説明していきます
下の図は1から9まで横に移動している図で、これを1秒で移動しているとしましょう。
ここに遮蔽物の壁を設置します。
では実際にこれをフレームレート別に動かしてみます。
これが半分の4fpsになると
フレームレートが低下すると壁から「体が半分出る2と6」が視認できなくなります。
グラーボ君
2が視認出来るかどうかで索敵の早さは変わってきますよね
これは極端な例ですが、フレームレートが高いことで敵の細かな動きが見えやすくなる為、FPSゲームにおいては高フレームレートが出ることが必須です。
FPSゲームはどのくらいフレームレートは出ればいいのか
PCのFPSゲームユーザーはフレームレートが高い方が有利なのは当たり前に知っていますので、フレームレートが出ないPCでプレイしているだけで不利な状況に陥ります。
では最低どの程度フレームレートが出ればいいのかというと、144fps出ていればフレームレートの観点で圧倒的に不利という事はなくなるかと思います。
ゲームにもよりますが、高性能なPCなら240fpsや300fpsを出すことができます。
しかし、144fpsと240fpsを比べたとき、その違いを感じるのは難しいです。
グラーボ君
かなり意識すれば、144fpsより240fpsの方が細かな動きの表現が優れていると分かるかもしれませんが、その差は微妙です。
一方で144fpsと100fpsや60fpsの違いはほとんどの人が感じ取れるため、144fpsが最低ラインと言えるでしょう。
当ブログではいくつかFPSゲームの実際に複数のグラボで検証したデータがあるので参考にしてください。
アクションゲームは最低60fps以上 100fps出れば快適
- モンスターハンター
- エルデンリング
- 龍が如く
- 原神
- 鳴潮
- FF14
- MMRRPG系全般
アクション要素の高いゲームはアクションを楽しみたいのはもちろんですが、風景や街並みの美しさや攻撃のエフェクトなどグラフィックの綺麗さを堪能するのも醍醐味です。
グラフィックを重視すると当然PCにかかる負荷は重くなる為、フレームレートが上がりにくいです。
またFPSゲームと違い対人要素の無いゲームが多く、そこまで高いフレームレートの必要性は高くないです。
その点も踏まえると最低60fps出ていればプレイすることに不満は出ないでしょう。
当然100fpsなど高いフレームレートが出ればさらに快適なので余裕があれば60fps以上出る性能のPCが好ましいです。
流石に60fpsを下回ってくると「PS5でよくね」になってくるので、PCの性能はよく考えましょう。
この映像はフレームレート差での違いを分かりやすくする為に、10fpsと60fpsで比較をしています。
注意点として、原神や鳴潮などはゲーム側が60fpsに制限をしている為、どんなに高性能なPCでも60fpsまでしか出ません。
ターン性バトルは60fps出れば十分
ターン性バトルは自分でコマンドを選べば勝手に攻撃などをしてくれる為、フレームレートが低かろうがそのせいで負けるという事はありません。
とはいえ低すぎると映像としては楽しめない為、高いに越したことはないです。
そういった意味でも最低60gpsは欲しいところです。
以上でゲームにおけるフレームレートの重要性の解説を終わります。
結論としてはゲームによって最低ラインやフレームレートの重要性は変わってきますが、高いに越したことが無いのは間違いないです。
ただし240fpsなどを求めるとPCの性能的にかなりお金が掛かる割には恩恵が小さくなってくるので、よく考える必要があります。
VALORANTはゲーム自体が軽く低スペックでも簡単に240fpsを出すことが出来る為、負荷が軽くなおかつ競技性の高いゲームは240fpsを目指すことを勧めます。
フレームレートの測定方法
ゲームのフレームレートを測定する方法はいくつかあります。
- ゲーム側がフレームレートを表示してくれる機能が付いている
- フレームレートを測定してくれるソフトフェアを使用する
ゲーム側でフレームレートを表示してくれる
PCゲームでは多くのゲームが設定画面にてフレームレートを表示してくれる機能を搭載しています。
これにより、ゲーム中にフレームレートをリアルタイムで確認することができます。
この機能がついていない場合は外部のソフトウェアを使用しましょう。
グラーボ君
お勧めのフレームレート表示ソフトウェアを2つ紹介します
お手軽で便利GeForce Experience
GeForce ExperienceはグラフィックボードのメーカーのNVIDIAが提供しているソフトフェアで、このソフトウェアの機能でフレームレートを表示してくれます。
GeForce Experienceはフレームレートの表示だけでなく、録画やインスタントリプレイなども出来る為お勧めのソフトウェアです。
インスタントリプレイとは気に入った場面があれば「遡って(さかのぼって)」録画をしてくれる機能です。
グラーボ君
ドライブレコーダーと同じイメージです
詳細的なデータを取れるCapFrameX
CapFrameXはフレームレートの表示だけでなく
- CPUの各コアごとの温度や使用率
- グラフィックボードの温度や使用率
- ファンの速度
- メモリの使用率(ゲームメモリと全体メモリ)
など様々なデータを詳細的に表示や記録できます。
また記録時間を決めて測定を出来る為、平均フレームレートやグラフで詳細的なデータが取れる為、私のようなベンチマークを計る人には便利なソフトウェアです。
フレームレートだけでなく細かなデータが欲しい方はこちらがお勧めですが、表示される項目が多くゲーム画面を占有されるため普段使いはお勧めできません。
もちろん設定で表示できる項目を限定できますが、割と面倒です。
フレームレートを向上させる方法
ゲームのフレームレートを向上させるためには、いくつかの方法があります。以下にいくつかの方法を紹介します。
- ゲーム内のグラフィック設定を軽くする
- 解像度を下げる
- グラフックボードを替える
1.ゲーム内のグラフィック設定を下げる
ゲーム内のグラフィック設定を下げれば、グラフィックボードの負荷が下がる為フレームレートが向上します。
MMORPGなどは美しいグラフィックを堪能することもゲームの魅力ですが、フレームレートが低すぎるとカクツキがひどく快適性が下がってしまう自分のPC性能的にフレームレートが出ないようであれば設定を下げましょう。
グラーボ君
最高→高 に変更するだけでも結構フレームレートが下がります。(ゲームにもよりますが)
またレイトレーシングなどは大幅にグラボの負荷を上げるのでオフにすることでフレームレートの向上に繋がります。
レイトレーシングは、光の動きをシミュレーションして、よりリアルな映像を作り出す技術です。具体的には次のような効果があります。
1.リアルな光の反射
・鏡や水面に映るものが非常にリアルになります。
2.正確な影
・物体が光を遮るときにできる影が、現実に近い形で表示されます。
3.リアルな透明感
ガラスや水のような透明な物体が、光の屈折を正確に再現するので、非常にリアルに見えます。
これにより、ゲームや映画の映像がより現実に近い、迫力のあるものになります。
2.解像度を下げる
解像度(かいぞうど)とは、画像や映像の細かさや鮮明さを示す指標です。主にピクセル(画素)の数で表されます。
- フルHD:1920×1080ピクセル
- WQHD:2560×1440
- 4K:3840×2160ピクセル
ピクセル数が多い方が細かな色合いを表現できて綺麗に映し出すことが出来ますが、当然その分グラフィックボードにかかる負荷は増えます。
クロ
4KはフルHDの4倍ピクセルが多いです。
3.グラフィックボードを替える
ゲーミングPCの性能はグラフィックボードで決まるといっても過言ではなく、グラフィックボードの性能によってゲーム内でのフレームレートは変わります。
グラフィックボードの取り換え自体は簡単ですが、いくつか注意点があります。
- 元々使っているPCの電源容量は新しいグラボで十分足りるか?
- CPUが性能が低すぎるとグラボの性能を最大限生かせない(ボトルネック)
- 高性能なグラボはサイズが大きくケースに入りきらないかも
5年前など大幅な世代の古いPCを使っている方はこれを気に新しいゲーミングPCを購入するのもいいですね。
以上でフレームレートの向上方法の説明を終わります。
フレームレートに関するよくある質問と回答
Q: フレームレートが低いとどのような問題が起こるのですか?
A: フレームレートが低いと画面がカクカクしていて操作感が悪くなることがあります。また、映像の乱れや操作のタイミングのずれが生じることもあります。
Q: フレームレートを測定する方法はありますか?
A: 多くのゲームは、デフォルトでフレームレートを表示するオプションを備えています。また、外部のフレームレート計測ソフトウェアを使用することもできます。
お勧めフレームレート計測ソフト
Q: どのようにしてフレームレートを向上させることができますか?
A: ゲームのグラフィック設定を調整したり、グラフィックボードを更新したりすることで、フレームレートを向上させることができます。
まとめ ゲームにおいてフレームレートは超重要
ゲームにおけるフレームレートは、ゲームプレイの品質や快適さに重要な要素です。
高いフレームレートでは、滑らかな動きや正確な操作が可能になり、リアルなゲーム体験が得られます。
グラーボ君
100fps以上に慣れると60fpsは違和感を結構感じます。
フレームレートを向上させるためには、グラフィック設定の調整やグラボの更新などが効果的です。
ただし、フレームレートの向上には十分なハードウェアリソースが必要で、自身のプレイスタイルや環境に合わせて適切なフレームレートを選ぶことが重要です。
ゲームのフレームレートについての理解を深めることで、より快適なゲームプレイを楽しむことができます。
ゲーマーの皆さんは、ぜひこの記事を参考にして、自身のゲーム環境を向上させてください。