比較検証:RX9070XTのゲーム別フレームレートとCPUボトルネック

24 min
比較検証:RX9070XTのゲーム別フレームレートとCPUボトルネック

Radeon RX9070XTはライバルのRTX5000シリーズよりコストパフォーマンスの面で優秀と言われている為、かなり人気のグラフィックボードです。

グラボ価格VRAM
RTX5060Ti(16GB)約8.5万円16GB
RX7080XT約8万円16GB
RTX5070(12GB)約11万円12GB
RX9070XT約13万円16GB
RTX5070Ti約16万円16GB

RX9070XTはRTX5070Tiより約3万円程度安いですが、果たして性能はどの程度なのか気になりますよね。

両方を持つ私が今回は様々なゲームでの性能を比較検証しましたので紹介していきます。

>>RX9070XT搭載のおすすめBTOパソコンが欲しい方はこちら

RX9070XTの基本情報

RX9070XT
RTX5070RX9070XTRTX5070Ti
アーキテクチャAda LovelaceRDNA 4Ada Lovelace
シェーダーコア数6144(CUDA)4,096 (SP)8960(CUDA)
ベース クロック2.162.402.3
ブースト クロック2.412.972.45
標準メモリ構成GDDR712GB16GB GDDR6GDDR716GB
レイトレ第4世代 RTコア(70基)第3世代 RTコア(64基)第4世代 RTコア(70基)
AI処理第4世代 TensorコアAIアクセラレータ 128基第4世代 Tensorコア
DLSS4.04.0
TDP250W304W300 W

① 【ラスタ描画性能はRTX5070Tiとほぼ互角】

RX 9070 XTはシェーダー数こそ少なめですが、最大2.97GHzという高クロック動作とRDNA 4アーキテクチャの効率性により、純粋なラスタ性能ではRTX 5070 Tiとほぼ同等です。

② 【レイトレはやや苦手、ただしFSRで補完可能】

第3世代RTコアを搭載しているものの、RT性能はNVIDIAに一歩譲る印象。ただしFSR 4やFluid Motion FramesといったAMD独自の補完技術により、実用的なフレームレートは十分確保可能です。

③ 【AI処理・生成系はNVIDIAに軍配】

RX 9070 XTにも128基のAIアクセラレータが搭載されていますが、Tensorコア+CUDA環境が整っているRTXと比べると、生成AI・機械学習用途には不向きです。ゲーム以外のAI処理目的ならRTX 5070 Tiが適しています。

このように性能だけを見ればRTX 5070 Tiがやや優位に思えますが、約3万円ほど安く購入できるRX 9070 XTは、コスパ重視派にとって非常に魅力的な選択肢です。

グラーボ君

グラーボ君

現状、レイトレーシングが必須なタイトルはごく一部。だからこそ、実用性とコスパのバランスが良いRX 9070 XTが選ばれやすいのも納得ですね

RX9070XTの性能を実測調査

3DMARK

グラフィックボードの性能検証に向いているベンチマークソフト3DMarkにて性能を比較しました

3DMarkはDirect X11.12での検証やレイトレに特化したベンチなど様々なシチュエーションで測定が出来ます

またCPUの違いでのフレームレートの差がほとんど出ない為、グラボ性能だけを比較することに適しています

5種類のベンチテストを行いRX9070XT と他のグラボの性能差を計測しました

  1. Time Spy
  2. Time Spy Extreme
  3. Speed Way
  4. Fire Strike
  5. Fire StrikeUltra
  6. Port Royal
Direct X12用ベンチマーク
グラボスコアfps
RTX3050516231
RTX40601054167
RTX4060Ti1263082
RTX5060Ti1426796
RTX407016576113
RTX4070Super18833131
RTX4070Ti19645138
RTX507019716138
RTX4070TiSuper21160152
RTX408022730170
RTX5070Ti23310170
RX9070XT25248192
CPU Core i9 14900kにて検証
Direct X12を使用する4K用ベンチマーク
グラボスコアfps
RTX3050244414
RTX4060516830
RTX4060Ti625936
RTX5060Ti740144
RTX4070867153
RTX4070Super987661
RTX4070Ti1042765
RTX50701045765
RTX4070TiSuper1156574
RTX40801266683
RTX5070Ti1277882
RX9070XT1364891
CPU Core i9 14900kにて検証
Direct X12を使用するUltimateベンチマーク

Ultimateってなんだよーって思いますが、簡単に言えばもっと重い描写のベンチマークです

グラボスコアfps
RTX30507597
RTX4060259127
RTX4060Ti303830
RTX5060Ti389539
RTX4070433343
RTX4070Super504750
RTX4070Ti531153
RTX5070567657
RTX4070TiSuper613561
RX9070XT612361
RTX4080692370
RTX5070Ti730073
CPU Core i9 14900kにて検証
Direct X11用ベンチマーク
グラボスコアfps
RTX30501069553
RTX406023031110
RTX4060Ti25966130
RTX5060Ti32162175
RTX407032346168
RTX4070Super34766188
RTX4070Ti35716194
RTX4070TiSuper37735207
RTX507038134218
RTX408037886209
RTX5070Ti41294214
RX9070XT40793221
CPU Core i9 13900kにて検証
Direct X11を使用する4K用ベンチマーク
グラボスコアfps
RTX3050271113
RTX4060556427
RTX4060Ti667336
RTX5060Ti922651
RTX4070958152
RTX4070Super1140662
RTX4070Ti1200264
RTX4070TiSuper1333173
RTX50701405275
RTX40801493481
RTX5070Ti1750994
RX9070XT1793399
CPU Core i9 13900kにて検証
リアルタイムレイトレーシングのベンチマーク
グラボスコアfps
RTX3050236011
RTX4060595227
RTX4060Ti744935
RTX5060Ti939644
RTX40701079150
RTX4070Super1265258
RTX50701314261
RTX4070Ti1338462
RTX4070TiSuper1518970
RTX40801639377
RTX5070Ti1735780
RX9070XT1822584
CPU Core i9 14900kにて検証

コンピュータグラフィックスにおける画像生成技術の一つです。

この技術は、光の挙動をリアルタイムでシミュレートすることによって、写真のようにリアルな3Dイメージを作り出します。

具体的には、光源から発せられた光の光線が物体に当たり、そこからさまざまな方向へ反射や屈折を繰り返しながら目に到達するプロセスを計算します。

レイトレの説明画像

この方法により、影、反射、透明度、光の拡散など、現実世界の光の複雑な効果を非常に高い精度で再現することが可能になります。

従来のレイトレーシング技術は非常に計算コストが高いため、主に静止画の生成や映画の特殊効果に限られていました。

しかし、GPUの性能向上と最適化されたアルゴリズムの開発により、最近ではリアルタイムでのレンダリングが実現可能になり、ゲームやVRなどのリアルタイムアプリケーションでの使用が進んでいます。

リアルタイムレイトレーシングを使用することで、現実に近い映像をゲームで再現してくれます

6つのベンチマークの平均フレームレートを算出しました。

平均フレームレート
RTX 3050
22
RTX 4060
48
RTX 4060 Ti
58
RTX5060Ti(16GB)
75
RTX 4070
79
RTX 4070 SUPER
91
RTX 4070 Ti
95
RTX5070
100
RTX 4070 Ti SUPER
108
RTX4080
115
RTX5070Ti
118
RX9070XT
125

RX9070XTは3Dベンチの場合、性能的にRTX5070Tiを上回っています。

基本スペック的にはRTX5070Tiよりやや下ぐらいだと思ってましたが、意外でした。

グラーボ君

グラーボ君

3Dベンチとの相性がいいのかな??

とはいってもAMDとNVIDIAでは仕様が違くゲームによって優位性は変わってきます。

ここからゲーム別のフレームレートを紹介していきます。

RX9070XTのゲーム別フレームレートとCPUによる違い(ボトルネック)

RTX5070のゲーム別フレームレートとCPUによる違い(ボトルネック)

CPUによるボトルネックはゲームによっても大きく変わってるため複数のゲームで複数のCPUを用いて検証をしました。

  • Intel Corei5 14400F
  • Intel Corei7 14700F
  • Intel Corei9 14900K
  • AMD Ryzen7 7800X3D
  • AMD Ryzen7 9800X3D

Ryzen7 7800X3DやAMD Ryzen7 9800X3Dは3D V-Cacheによるフレームレート上昇もあるので要注目です。

検証するゲーム

  • FF14ベンチマーク
  • 鳴潮(レイトレ比較にも使える)
  • モンハンワイルズベンチマーク
  • ゼンレスゾーンゼロ
  • 崩壊スターレイル
  • パルワールド
  • 原神
  • ストリートファイター
  • ホグワーズレガシー
  • Ghost of Tsushima
  • APEX Legends
  • Valorant
  • Escape from Tarkov
  • Fortnite

FF14黄金のレガシーベンチマーク

FF14黄金のレガシーベンチマーク

GPURyzen7 9800X3DRyzen7 7800X3Di9i7i5
RTX 30507070727271
RTX 4060107106111112107
RTX 4060 Ti119121121123116
RTX 4070167163153153138
RTX 5070207198165164145
RTX 4070 SUPER190182170168145
RX 9070 XT236230194172153
RTX 5070 Ti232215187184150
RTX 4070 Ti SUPER215198180176147
RTX 4080233214197194149

GPURyzen7 9800X3DRyzen7 7800X3Di9i7i5
RTX30503031596058
RTX40607574798079
RTX4060Ti7678838483
RTX4070108113114115110
RTX5070141141125124120
RTX4070Sp121128129129120
RX9070XT180174152142135
RTX5070Ti166141147145140
RTX4070TiSp149149145144131
RTX4080165155157156141
FF14黄金のレガシーWQHDの平均フレームレート

GPURyzen7 9800X3DRyzen7 7800X3Di9i7 i5
RTX4080165155157156141
RTX4070TiSp149149145144131
RTX5070Ti166141147145140
RX9070XT180174152142135
RTX4070Sp121128129129120
RTX5070141141125124120
RTX4070108113114115110
RTX4060Ti7678838483
RTX40607574798079
RTX30503031596058
FF14黄金のレガシーWQHDの平均フレームレート

GPURyzen7 9800X3DRyzen7 7800X3Di9i7i5
RTX30505556363634
RTX40606164636263
RTX4060Ti6466676767
RTX40706969717271
RTX50707473727372
RTX4070Sp7071747574
RX9070XT8887808079
RTX5070Ti8889838382
RTX4070TiSp7778858583
RTX40808585929291
FF14黄金のレガシー4Kの平均フレームレート

FF14黄金のレガシーにおいてRX9070XTはフルHDやWQHDの場合は、RTX5070Tiよりやや高い数値を出しています。

4Kになるとほとんど差が見られませんが、どのみち快適にプレイが出来ます。

モンハンワイルズ

モンハンワイルズの画像

大人気ゲームモンハンワイルズは要求スペックが高く、4Kで快適にプレイしようと思ったらハイエンドクラスのグラボが必要になってきます。

モンハンワイルズはDLSSを使えますが、RX9070XTはDLSSを使えません

その為、AMD FSRでのフレームレートとDLSS無し(フレーム生成無しのグラボ本来の性能)の2つのフレームレートの検証をしました。

グラーボ君

グラーボ君

またCPUがRyzen7 7800X3Dとi9 14900Kで結果が変わるのでその辺りの紹介します。

GPUDLSS無しAMD FSR
RTX 406020以下67.1 fps
RTX 4060 Ti20以下67.5 fps
RTX 5060 Ti (16GB)54.1 fps96.7 fps
RX 7080 XT35.2 fps77.1 fps
RTX 407069.2 fps118.4 fps
RTX 507072.1 fps124.0 fps
RTX 4070 SP68.9 fps118.3 fps
RTX 5070 Ti79.3 fps136.9 fps
RX 9070 XT76.7 fps147.1 fps
RTX 4070 Ti SP69.1 fps136.7 fps
RTX 408075.2 fps140.4 fps
モンハンワイルズ(FHD)における Core i9-14900K環境のベンチマーク比較(DLSS無効 vs AMD FSR使用時)

GPUDLSS無しAMD FSR
RTX 406065.3 fps
RTX 4060 Ti71.4 fps
RTX 5060 Ti (16GB)69.7 fps120.5 fps
RX 7080 XT41.2 fps93.0 fps
RTX 407080.1 fps133.9 fps
RTX 507091.4 fps159.9 fps
RTX 4070 SUPER86.0 fps140.9 fps
RTX 4070 Ti SUPER95.1 fps161.7 fps
RTX 5070 Ti106.4 fps180.6 fps
RX 9070 XT120.5 fps217.6 fps
RTX 4080100.8 fps172.8 fps
モンハンワイルズ(FHD)における Ryzen 7 7800X3D環境のベンチマーク比較(DLSS無効 vs AMD FSR使用時)

Core i9-14900K環境でのベンチマークを見ると、RX 9070 XTはDLSSを使用しないネイティブ性能でRTX 5070 Tiとほぼ同等のフレームレートを記録。

さらに、AMD FSR使用時には約10fps以上の差をつけて上回っており、RTX 5070 Tiを明確にリードしています。

RTX 5070 TiはDLSS+レイトレ環境で優れたパフォーマンスを発揮する一方、DLSSやレイトレに依存しない純粋な描画性能ではRX 9070 XTが一歩先を行く結果となっています。

Ryzen 7 7800X3D環境でも傾向は同じで、RX 9070 XTはネイティブ性能で106fpsを超えるRTX 5070 Tiをさらに上回る120fpsオーバーのスコアを記録。

FSR使用時においては217.6fpsという飛び抜けたパフォーマンスを発揮しており、かなり快適にプレイが出来ます。

WQHD

GPUDLSS無効AMD FSR
RTX 406038.3 fps
RTX 4060 Ti48.1 fps
RTX 5060 Ti (16GB)44.2 fps83.8 fps
RTX 407056.2 fps103.9 fps
RTX 507061.2 fps113.6 fps
RTX 4070 SUPER57.8 fps106.9 fps
RTX 5070 Ti74.3 fps136.0 fps
RX 9070 XT68.4 fps136.2 fps
RTX 4070 Ti SUPER67.1 fps115.1 fps
RTX 408067.1 fps121.3 fps
モンハンワイルズ(WQHD)における Core i9-14900K環境のベンチマーク比較(DLSS無効 vs AMD FSR)

GPUDLSS無効AMD FSR
RTX 406059.5 fps
RTX 4060 Ti60.8 fps
RTX 5060 Ti (16GB)53.4 fps101.5 fps
RTX 407062.5 fps118.4 fps
RTX 507072.3 fps133.0 fps
RTX 4070 SUPER68.8 fps132.1 fps
RTX 5070 Ti89.1 fps161.9 fps
RX 9070 XT101.7 fps195.4 fps
RTX 4070 Ti SUPER77.7 fps142.1 fps
RTX 408084.3 fps153.8 fps
モンハンワイルズ(WQHD)における Ryzen 7 7800X3D環境のベンチマーク比較(DLSS無効 vs AMD FSR)

WQHD環境でも、RX 9070 XTはRTX 5070 Tiに対してネイティブ性能・FSR使用時ともに優れたフレームレートを記録しており、その差はより明確です。

特にRyzen 7 7800X3D環境では、RX 9070 XTがネイティブ101.7fps / FSR 195.4fpsと、RTX 5070 Ti(89.1fps / 161.9fps)を大きく上回るスコアを示しています。


Core i9-14900K環境でも両者は拮抗していますが、FSR適用時にはRX 9070 XTの方がわずかに上回っており、描画負荷の高い場面でも安定したパフォーマンスを発揮しています。

RTX 5070 TiはDLSSやレイトレの効くタイトルにおいて魅力がありますが、WQHD解像度で「高フレームレート+高コスパ」を求めるなら、RX 9070 XTは非常にバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。

4K

GPUDLSS無効AMD FSR
RTX 406023.4 fps
RTX 4060 Ti36.5 fps
RTX 5060 Ti (16GB)28.6 fps60.8 fps
RX 7080 XT35.1 fps77.6 fps
RTX 407035.2 fps76.8 fps
RTX 507040.0 fps87.5 fps
RTX 4070 SUPER38.7 fps82.2 fps
RTX 5070 Ti54.1 fps109.0 fps
RX 9070 XT48.5 fps106.5 fps
RTX 4070 Ti SUPER45.0 fps90.0 fps
RTX 408047.9 fps97.3 fps
モンハンワイルズ(4K)における Core i9-14900K環境のベンチマーク比較(DLSS無効 vs AMD FSR)

GPUDLSS無効AMD FSR
RTX 406031.3 fps
RTX 4060 Ti27.5 fps
RTX 5060 Ti (16GB)32.4 fps70.0 fps
RX 7080 XT40.7 fps93.2 fps
RTX 407038.1 fps84.5 fps
RTX 507044.0 fps102.2 fps
RTX 4070 SUPER43.2 fps94.5 fps
RTX 5070 Ti58.6 fps122.8 fps
RX 9070 XT63.9 fps143.9 fps
RTX 4070 Ti SUPER51.4 fps104.4 fps
RTX 408056.4 fps114.8 fps
モンハンワイルズ(4K)における Ryzen 7 7800X3D環境のベンチマーク比較(DLSS無効 vs AMD FSR)

解像度を4Kまで引き上げた場合でも、RX 9070 XTは非常に高い描画性能を維持しており、RTX 5070 Tiと並ぶか、それ以上のスコアを示しています。

Ryzen 7 7800X3D環境では、RX 9070 XTがネイティブ63.9fps / FSR有効時143.9fpsを記録し、RTX 5070 Ti(58.6fps / 122.8fps)と比較してFSR使用時に大きな差をつける結果となりました。

Core i9-14900K環境でもRX 9070 XTはFSR時に106.5fpsをマークし、5070 Tiの109.0fpsにほぼ並ぶ水準です。

ネイティブ性能ではわずかに劣るものの、アップスケーリング技術を活かした実ゲーム環境では十分に競合する性能を持っています。

RTX 5070 TiはDLSS+レイトレに強みがある一方で、FSR対応タイトルやアップスケーリングにおける総合パフォーマンスではRX 9070 XTがコストパフォーマンスを武器に対抗できる立ち位置です。

4K環境でも快適にプレイしたいが、価格は抑えたいというユーザーにとって、RX 9070 XTは非常に魅力的な選択肢になるでしょう。

グラーボ君

グラーボ君

モンハンワイルズではRX9070XTは圧倒的におすすめです

DLSSオフやレイトレONなど様々な条件下でのフレームレートデータはモンハンワイルズのグラボ別フレームレートの検証記事に掲載していますので気になる方は参考にどうぞ

鳴潮

鳴潮

鳴潮はレイトレーシングに対応している為、ハイクオリティー映像を実際にプレイすることが出来ます。

しかしRX9070XTは鳴潮でのレイトレに対応していません。(RX7800XTは対応しているので、そのうち対応するとは思いますが)

またDLSSにも対応していなく、フレーム生成を出来ない為最大フレームレートは120fpsが上限です。

DLSS有
フレーム生成有
Ryzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3DCorei9 14900KCorei5 14400F
RTX305060606060
RTX4060200220133134
RTX4060Ti238233180176
RX7080XT120120120100
RTX5060Ti
(16GB)
298299218177
RTX4070298284221197
RTX5070354350220199
RTX4070SP350310240190
RTX5070Ti379366256188
RX9070XT120120120120
RTX4070TiSP380357239188
RTX4080376362255190

DLSS有
フレーム生成有り
Ryzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3DCorei9 14900KCorei5 14400F
RTX305060606060
RTX4060136130121116
RTX4060Ti160152136132
RTX5060Ti
(16GB)
222218168147
RTX4070225201170172
RTX5070286288200175
RTX4070SP261225193176
RTX5070Ti315320248192
RX9070XT120120120120
RTX4070TiSP295288224172
RTX4080316298230190

DLSS有
フレーム生成有
Ryzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3DCorei9 14900KCorei5 14400F
RTX305054534543
RTX406074836765
RTX4060Ti88887476
RTX5060Ti
(16GB)
1371259694
RTX4070131116101108
RX7080XT120120116103
RTX5070175165128115
RTX4070SP150139120109
RTX5070Ti205206190180
RX9070XT120120120120
RTX4070TiSP174174139130
RTX4080193188147150

鳴潮におけるRX 9070 XTのパフォーマンスは、4Kでも最大120fpsで頭打ちとなっています。

一方で、RTX 5060 Tiですら同条件下で120fpsを達成できており、鳴潮だけを見る限りでは、RX 9070 XTの性能を活かしきれないのが実情です。

グラーボ君

グラーボ君

実際のプレイにおいて120fps出ていれば十分快適ではあります

鳴潮を主目的としたゲーミングPC選びにおいては、DLSSとフレーム生成の恩恵を最大限活かせるNVIDIA RTXシリーズを選んだ方が合理的と言えるでしょう。

鳴潮のフレーム生成やレイトレ時のフレームレートデータなどは鳴潮のグラボ別フレームレートの紹介記事で掲載しているので気になる方は参考にして下さい。

ゼンレスゾーンゼロ

ゼンレスゾーンゼロ

激しい戦闘で人気のゼンレスゾーンゼロですが、フレームレートもホヨバゲームでは珍しく60fps以上出すことが出来ます。

戦闘1.0Ryzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX30508082575845
RTX40609095736970
RTX4060Ti107120908874
RTX5060Ti
(16GB)
125123888873
RX7080XT132128949291
RTX4070142138939473
RTX5070157138909074
RTX4070SP163141979076
RTX5070Ti159147969475
RX9070XT145137919076
RTX4070TiSP158140938575
RTX4080173142999375

戦闘1.0Ryzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX30505352464339
RTX40605962545556
RTX4060Ti7378656665
RTX5060Ti
(16GB)
9291737170
RX7080XT114110878572
RTX4070108105858276
RTX5070133123827975
RTX4070SP121120908976
RTX5070Ti151137939054
RX9070XT136125919068
RTX4070TiSP134128928873
RTX4080154128939375

戦闘1.0Ryzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX30502223222020
RTX40603031302930
RTX4060Ti3538373433
RTX5060Ti
(16GB)
4747454543
RTX40705455504851
RX7080XT5555535253
RTX50706867585756
RTX4070SP6562575757
RTX5070Ti8990686463
RX9070XT7878747272
RTX4070TiSP7571666356
RTX40808883737359

このフレームデータは戦闘がかなり重くなるサクリファイスブリンガーという敵で検証している為、ここよりフレートが下回る場面はほとんどないです。

RTX4080 4K レンダリング1.2

戦闘シーン平均FPS
訓練基礎素材雑魚65.5fps
デッドエンドブッチャー83.3fps
マリオネットツインズ75.1fps
サクリファイスブリンガー57.4fps
探索95.2fps

ゼンレスゾーンゼロでのRX 9070 XTはフルHDから4Kまで全解像度で高水準な安定感を見せています。

特にフルHDではRyzen・Intel問わず70〜78fps前後を記録しており、ほぼすべてのCPU構成で快適な描画を維持。

このクラスのGPUとしては性能を“持て余す”ほどの余裕があり、描画負荷の軽いアニメ調タイトルとの相性も良好です。

また、4K環境でも70fps台をマークしており、ゼンゼロのような軽中量級タイトルであれば解像度を上げても安定したプレイが可能。

WQHDや4Kモニターで高精細に楽しみたいユーザーにも十分応えられるスペックです。

一方で、RTX 5070 TiはゼンゼロにおけるフレームレートはRX9070XTより高い傾向がありますが、差が開いても10fps程度のため価格差的に妥当といったところです。

崩壊スターレイル

崩壊スターレイル

崩壊スターレイルは最大フレームレートは60fpsですので、レンダリング精度1.0でプレイする場合は4Kでもそこまで要求スペックは高くありません。

レンダリング精度1.0

4KRyzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX305046.045.544.243.943.8
RTX40606060606060
RTX4060Ti6060606060
RTX5060Ti6060606060
RTX40706060606060
RTX50706060606060
RTX4070SP6060606060
RTX5070Ti6060606060
RX9070XT6060606060
RTX4070TiSP6060606060
RTX40806060606060
グラーボ君

グラーボ君

RTX4060以上で十分です。

しかしレンダリング精度を2.0に上げると、とんでもなく重いゲームになります。

比較

レンダリング精度0.6レンダリング精度2.0
左が0.6 右2.0

ホタルの前髪や後ろの人物や背景がくっきりしてるのが分かるかと思います。(スマホの小さい画面だと判断が難しいかも)

またオンパロスでは水の表現がリアルになっており、素晴らしい反面重いです。

今回はレンダリング精度2.0+水の探索でもフレームレートを計測しました。

フルHDRyzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX305046.045.644.245.043
RTX406059.058.658.558.658.8
RTX4060Ti6059.859.759.659.7
RTX5060Ti6060606060
RTX40706060606060
RTX50706060606060
RTX4070SP6060606060
RTX5070Ti6060606060
RX9070XT6060606060
RTX4070TiSP6060606060
RTX40806060606060

WQHDRyzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX305027.928.327.828.227.6
RTX406052.248.950.949.948.7
RTX4060Ti57.057.356.356.955.7
RTX5060Ti59.959.258.959.058.8
RTX40706060606060
RTX50706060606060
RTX4070SP6060606060
RTX5070Ti6060606060
RX9070XT6060606060
RTX4070TiSP6060606060
RTX40806060606060

4KRyzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX305012.112.212.412.112.0
RTX406024.623.923.123.223.2
RTX4060Ti25.026.924.825.425.7
RTX5060Ti35.535.235.034.734.2
RTX407035.837.236.335.735.8
RTX507057.857.952.151.250.2
RTX4070SP44.644.442.443.243.5
RTX5070Ti59.259.058.758.258.1
RX9070XT51.451.251.050.950.8
RTX4070TiSP52.252.046.149.249.1
RTX408059.459.258.858.158.1

レンダリング精度2.0の場合WQHDまでは60fps出ますが、4Kになると50fps程度しか出ない為快適度が下がります。

またRTX5070Tiと比較すると10fps程度下回ていますので、RX9070XTはスタレではやや苦手といえますね。

ただし、そもそもレンダリング精度2.0でプレイする必要性はなく、1.2や1.4で十分綺麗ですので、特にRTX5070Tiがお勧めとはなりません。

戦闘シーンやレンダリング精度2.0でのフレームレートデータは崩壊スターレイルのグラボ別フレームレートの検証記事にて掲載していますので、気になる方は参考にしてください。

パルワールド

パルワールド

パルワールドはDLSS機能がありますが、RX9070XTは使えない為、やや不利です。

フルHDRyzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX30505556555252
RTX4060110110107105105
RTX4060Ti120120120115115
RTX5060Ti120120120118118
RTX4070120120120120120
RTX5070120120120120120
RTX4070SP120120120120120
RTX5070Ti120120120120120
RX9070XT120120120120120
RTX4070TiSP120120120120120
RTX4080120120120120120

WQHDRyzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX30503738363533
RTX40608777808077
RTX4060Ti106100959584
RTX5060Ti1201201009998
RTX4070120120115115115
RTX5070120120120120118
RTX4070SP120120120120120
RTX5070Ti120120120120120
RX9070XT9290808071
RTX4070TiSP120120120120120
RTX4080120120120120120

4KRyzen7 9800X 3DRyzen7 7800X 3Di9i7i5
RTX30502321212422
RTX40605050495050
RTX4060Ti6160535556
RTX5060Ti7471605858
RTX40709087747878
RTX5070109110858485
RTX4070SP105110949796
RTX5070Ti120120106105105
RX9070XT9090888986
RTX4070TiSP115110110106104
RTX4080120119110105104

パルワールドはDLSSに対応している一方、RX9070XTはDLSSに対応していないため、アップスケーリングによるフレーム向上が見込めません。

その結果、4K解像度ではRTX5070Tiに比べてフレームレートが大きく劣っています。

実際、RX 9070 XTの4K平均FPSは90前後で、RTX 5070 Ti(約120fps)と比べて10〜30fps近く低くなっています。

WQHDではCPUに依存する影響が大きくなり、i5環境では71fpsと大きく落ち込むなど、CPUとの組み合わせにも注意が必要です。

FSRが活用できる他のラスタ中心ゲーム(例:ホグワーツレガシー、スターフィールド)では好成績を出せるRX 9070 XTですが、DLSS専用タイトルに関してはRTXシリーズの方が安定した選択肢になります。

原神

原神

原神は最大フレームレートが60fpsで比較的軽い部類のゲームです。

フルHDとWQHDはRTX4000シリーズでも60fps張り付き余裕なので、4Kだけ掲載します。

原神 4K フレームレート(CPU:Core i9-14900k)
RTX 3050
32.4fps
RTX 4060
58.5fps
RTX 4060 Ti
59.7fps
RTX5060
60fps
RTX 4070
60fps
RTX 4070 SUPER
60fps
RTX5070
60fps
RTX 4070 Ti
60fps
RX9070XT
60fps
RTX5070Ti
60fps
RTX 4070 Ti SUPER
60fps
RTX4080
60fps

RX9070XTで4Kの原神は60fps張り付きで余裕です。

ストリートファイター6

ストリートファイター6 フルHD フレームレート 
RTX 3050
60fps
RTX 4060
60fps
RTX5060Ti
60fps
RTX 4060 Ti
60fps
RTX 4070
60fps
RTX 4070 SUPER
60fps
RTX 4070 Ti
60fps
RTX5070
60fps
RTX5070Ti
60fps
RX9070XT
60fps
RTX 4070 Ti SUPER
60fps
RTX4080
60fps
ストリートファイター6 WQHD フレームレート
RTX 3050
55fps
RTX 4060
60fps
RTX 4060 Ti
60fps
RTX5060Ti
60fps
RTX 4070
60fps
RTX 4070 SUPER
60fps
RTX 4070 Ti
60fps
RTX5070
60fps
RX9070XT
60fps
RTX5070Ti
60ffps
RTX 4070 Ti SUPER
60fps
RTX4080
60fps
ストリートファイター6 4K フレームレート
RTX 3050
27fps
RTX 4060
47fps
RTX 4060 Ti
54fps
RTX5060Ti
60fps
RTX 4070
60fps
RTX 4070 SUPER
60fps
RTX 4070 Ti
60fps
RTX5070
60fps
RTX 4070 Ti SUPER
60fps
RX9070XT
60fps
RTX5070Ti
60fps
RTX4080
60fps

RX9070XTにおいてストリートファイター6は4Kでも60fps安定しています

クロ

クロ

ストリートファイター6であえて4Kでプレイする理由はありませんが余裕があるのはいいことですね

ホグワーズレガシー

ホグワーズレガシー
GPUFHDWQHD4K
RTX 406073 fps48 fps24 fps
RTX 4060 Ti86 fps58 fps35 fps
RTX 506091 fps72 fps42 fps
RTX 5070110 fps90 fps53 fps
RTX 5070 Ti117 fps108 fps64 fps
RX 9070 XT115 fps112 fps67 fps
最高設定

ホグワーツ・レガシーのような重量級タイトルでは、ラスタ処理性能とメモリ帯域の広さが求められます。

RX 9070 XTはWQHDで112fps、4Kでも67fpsと、RTX 5070 Tiを上回る描写力を発揮しており、解像度を問わず高い安定性を示します。

このタイトルはFSRに対応しており、RX 9070 XTの強みが活かされやすい環境です。

DLSS主体のゲームではNVIDIA製GPUに軍配が上がる場面もありますが、FSR対応かつラスタ中心のゲームではRX 9070 XTが価格帯以上のパフォーマンスを発揮します。

コストを抑えつつWQHDや4Kで快適にプレイしたいユーザーにとって、RX 9070 XTは有力な選択肢といえるでしょう。

Ghost of Tsushima

Ghost of Tsushima
GPUFHDWQHD4K
RTX 406076 fps54 fps28 fps
RTX 4060 Ti86 fps71 fps37 fps
RTX 506093 fps80 fps43 fps
RTX 5070126 fps102 fps61 fps
RTX 5070 Ti144 fps119 fps72 fps
RX 9070 XT147 fps121 fps69 fps
最高設定

Ghost of Tsushimaは草木の揺れや天候表現など、描画負荷の高いシーンが多くGPU性能が問われるタイトルです。

RX 9070 XTはこのような描画の重い場面でも高い安定性を誇り、FHDで147fps、WQHDで121fps、4Kでも69fpsという非常にバランスの取れたフレームレートを記録しています。

RTX 5070 Tiと比べても、ほぼ同等か一部上回る結果となっており、FSRとの相性の良さがしっかり活きています。

4KにおいてもRTX 5070 Tiの72fpsと大差なく、どちらを選んでも快適な映像体験が可能ですが、FSR対応かつラスタ中心のタイトルで安定した性能を求めるならRX 9070 XTが有力な選択肢です。

APEX Legends

Apex Legends
GPUFHD(中)FHD(最高)
RTX 4060235 fps192 fps
RTX 4060 Ti277 fps237 fps
RTX 5060300 fps268 fps
RTX 5070300 fps299 fps
RTX 5070 Ti300 fps300 fps
RX 9070 XT299 fps299 fps

APEX Legendsはeスポーツシーンでも活躍する高速バトロワタイトルで、安定した高フレームレートの維持が非常に重要です。

RX9070XTではFHD中設定・最高設定ともに300fpsに張り付き、上限フレームレートを最大限活かせるスペックを備えています。

RTX 4060〜5060 Tiでも中設定で高fpsは狙えますが、最高設定で300fps近くを狙えるのは5070 以上。
さらに、描画負荷の高いシーンでもフレームレートがブレにくく、競技環境での安定感が段違いです。

画質も妥協せず、モニター性能を引き出したいAPEXユーザーには、RX9070XTがまさに理想的な上位GPUといえるでしょう。

Valorant

VALORANT
GPUFHD(中)FHD(最高)
RTX 4060409 fps371 fps
RTX 4060 Ti411 fps372 fps
RTX 5060410 fps370 fps
RTX 5070410 fps368 fps
RTX 5070 Ti409 fps371 fps
RX 9070 XT410 fps370 fps

Valorantは非常に軽量なエンジンで設計されており、RX9070XTを使えばFHD中設定・最高設定のどちらでも360fps以上の高フレームレートが出せます。


競技設定(中設定)ではほぼ400fps近くまで伸び、360Hzや500Hzの超高リフレッシュモニターにも十分対応可能な性能です。

とはいえ、Valorant単体を高fpsで動かすことだけが目的であれば、ここまでのGPU性能はややオーバースペック気味。


RTX 4060や5060 Tiでも高フレームレートは十分狙えますし、コストを抑えたいならそちらの選択肢も現実的です。

一方で「他の重いゲームもプレイする」「映像配信や録画も同時に行う」といった用途があるなら、RX 9070XTの余裕ある性能は大きなメリットになります。

Escape from Tarkov

Escape from Tarkov
GPUFHD(中)FHD(最高)
RTX 406085 fps78 fps
RTX 4060 Ti93 fps90 fps
RTX 5060102 fps94 fps
RTX 5070109 fps101 fps
RTX 5070 Ti121 fps108 fps
RX 9070 XT120 fps110 fps

Escape from Tarkovは、実在する武器の挙動・音響・環境演出にまでこだわった重量級のFPSで、描画負荷と処理要求の両面で非常に厳しいタイトルです。

RX9070XTではFHD中設定で120fps超え、最高設定でも110fpsと、描画密度が高いシーンでも100fps以上をキープする安定性が特徴。


ラグやfps低下による操作遅延を極力抑えたい場面でも、このクラスのGPUであればパフォーマンスが崩れにくく安心感があります。

RTX 4060クラスでは動作はするものの、高設定ではフレーム落ちが頻発することもあり、競技性やシビアな操作精度を求めるTarkovプレイヤーには、RX9070XTクラス以上はおすすめといえるでしょう。

Fortnite

Fortnite

GPUFHD(中)FHD(最高)
RTX 4060259 fps84 fps
RTX 4060 Ti288 fps100 fps
RTX 5060313 fps112 fps
RTX 5070362 fps146 fps
RTX 5070 Ti358 fps164 fps
RX 9070 XT361 fps167 fps

Fortniteは描画設定次第で非常に軽くも重くもなるタイトルですが、RX9070XTであればどの設定でも高フレームレートを維持しやすいのが強みです。

FHD中設定では350fps超え、最高設定でも167fps前後と、快適な操作レスポンスを維持したまま高画質でのプレイが可能です。

RTX 4060~5060 Tiでは最高設定だとfpsが落ち込みやすく、描画の滑らかさに不安が残る場面もありますが、5070 Tiであれば高設定であっても動作が重くなりすぎることはほとんどなく、安定した描写が得られます。

画質も妥協せず、操作性も維持したいFortniteプレイヤーには、RX9070XTが非常にバランスの良い選択肢です。

RX9070XTレイトレ検証

Cyberpunk 2077|4K解像度・レイトレ設定別ベンチマーク比較(参考値)

サイバーパンク2077
設定RX 9070 XTRTX 5070 Ti
RT OFF / Ultra約80–90 FPS約90 FPS
レイトレ Medium(ネイティブ)約28 FPS約34 FPS
レイトレ Ultra(ネイティブ)約22 FPS約29 FPS
レイトレ Ultra + FSR Quality約60–65 FPS約66–70 FPS(DLSS)
レイトレ Ultra + Frame Gen(FSR3 or DLSS3)約85–100 FPS約100–110 FPS

※検証環境:i9-14900K / DDR5-7200 / 最新ドライバ
※実際のパフォーマンスは構成やゲームバージョン、ドライバにより変動します

レイトレOFFならRX9070XTとRTX5070Tiは大差ありません。

レイトレON(Medium / Ultra)はRTX5070Tiが優位です。

  • レイトレ Mediumで+約21%(34 vs 28 FPS)
  • レイトレ Ultraでは+約32%(29 vs 22 FPS)
  • 重いRT設定ほど、RTX 5070 Tiが明確に上回る。

Cyberpunk 2077のようなレイトレ負荷の高いタイトルでは、RTX 5070 Tiが総じて上回る結果に。

特にRT Ultraでは約30%前後の差がつく場面も。

ただし、FSRやFrame Gen(FMF)を活用すればRX 9070 XTでも快適にプレイ可能な水準に達するため、「レイトレ重視か/価格重視か」で選択が分かれます。

RX9070XTの最適CPUは?ボトルネックは??

RTX5070の最適CPUは?ボトルネックは

RTX5070CPU別

GPURyzen7 9800X3DRyzen7 7800X3Di9i7 i5
FFフルHD236230194172153
FF4k8887808079
ゼンゼロフルHD145137919076
ゼンゼロ4K7878747272
モンハンフルHD220217147110

色々なゲームをCPU別で検証したところ、RX9070XTはIntel Core i514400Fだと大幅にフレームレートが下がっている為ボトルネックが発生しているとみて間違いないでしょう。

i7やi9は比べてもそこまで大きな違いはない為、十分といえますが、ゲーム特化のRyzen7 9800X3DやRyzen7 7800X3Dは圧倒的に高い数値を出しています。

RX9070XTの性能を最大限生かすため、余裕があればRyzen7 9800X3Dがおすすめです。

グラーボ君

グラーボ君

予算を少しでも抑えたい方はRyzen7 7800X3Dも悪くはないです。

RX 9070 XT の AI性能ってどうなの??

項目RX 9070 XTRTX 5070 Ti
AIアクセラレータ数128基(第2世代)第4世代 Tensor コア
フレーム生成Fluid Motion Frames 2(FSR3)DLSS 3.5(Frame Generation対応)
AI系アップスケーリングFSR 3(タイムベース方式)DLSS 3 / 3.5(MLベース)
機械学習向けAPI対応ROCm(限定的)CUDA + TensorRT など強力なエコシステム

RX 9070 XTのAI性能は「限定的」だが、ゲーム用途では実用的

RX 9070 XTには第2世代のAIアクセラレータが128基搭載されており、AMD独自のFluid Motion Frames(FSR3 Frame Gen)に対応しています。

これにより、非対応タイトルでもフレーム補間による滑らかな描画が可能です。

一方、NVIDIAのRTX 5070 Tiは、第4世代Tensorコアと機械学習に基づくDLSS 3.5を搭載しており、AIベースの補完・アップスケーリング技術で一歩リードしています。

特にレイトレーシングを含む負荷の高いシーンで、DLSSによる画質とパフォーマンスの両立は顕著です。

ゲーム以外のAI用途はRTXが圧倒的

AIアップスケーリングだけでなく、生成AI・機械学習といった非ゲーム系用途に関しては、RX 9070 XTは実質的に選択肢外です。

NVIDIAのRTXシリーズはCUDA + TensorRTといった開発エコシステムが充実しており、Stable DiffusionやChatGPT系LLMのローカル推論、AI画像生成など幅広い用途に活用可能です。

一方、AMDはROCmという独自APIを用いていますが、対応ソフトが少なく、一般ユーザーが活用するにはハードルが高いのが現状です。

じゃあRX 9070 XTはAI面でダメなの?

そういうわけではありません。RX 9070 XTも、ゲームプレイの快適性を高めるという点においては、FSR 3やFluid Motion Framesを活用することで実用十分な性能を持っています。

特に「DLSS対応のないゲーム」でフレーム補間が使えるのは大きな強みです。

まとめ:ゲーム重視なら十分。AI開発用途ならRTX一択

用途別おすすめ選ぶべきGPU
ゲーム専用(レイトレ控えめ)RX 9070 XT(コスパ良好)
RT+AI補完・画質重視RTX 5070 Ti(DLSSが強い)
生成AI・学習・推論などRTX 5070 Ti 一択

「Fluid Motion Framesでフレーム生成できるなら、それで十分」
そんなコスパ派のゲーマーにとって、RX 9070 XTは現実的で優秀な選択肢です。

RX9070XT搭載のおすすめBTOパソコン

【セール中】RX 9070 XT搭載 FRGHLMB650/WS501

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2024y05m01d_022149563.jpg
CPUAMD Ryzen 7 7800X3D
グラフィックスRX 9070 XT
メモリ32GB(DDR4)
ストレージ2TB NVMe

最新グラボ搭載!台数限定

FRONTIERの最新グラボRX 9070 XTを搭載したPCです。

グラーボ君

グラーボ君

AMDのコスパ重視の最新グラボです

性能的にはRTX4080に近く価格を見てもコスパがいいのがよくわかります。

CPUがRyzen 7 7800X3D とゲームにおいてはIntelCPUを遥かに凌駕する性能を発揮します。

またメモリが32GBと重いゲームが出来るRTX5070Tiにはこれくらいのメモリがあると安心です。

さらにストレージも2TBと大きい為複数のゲームを入れても余裕がありますね。

最新グラボでで売り切れになる可能性も高い為気になった方は是非検討してください!!

人気モデル!台数限定

ゲーム最高性能CPU AMD Ryzen 7 9800X3Dモデルもあります。

グラーボ君

グラーボ君

配信や動画編集などクリエイティブな作業もやる方は9800X3Dがおすすめですが、ゲームだけなら7800X3Dで十分です。

RX9070XT搭載 G TUNE FG-A7A7X

CPURyzen 7 9800X3D
グラフィックスAMD RADEON RX 9070 XT
メモリ32GB(DDR5)
ストレージ2TB NVMe

このPCのポイント

  • AMD RADEON RX 9070 XTを搭載したG TUNE新型モデル
  • CPUにゲーム特化のRyzen 7 9800X3D
  • メモリ32GBストレージ2TBと重いゲームも安心の初期構成

マウスコンピューターの最新AMD RADEON RX 9070 XTを搭載したG TUNE新型モデルです。

CPUにAMD Ryzen 7 9800X3Dを搭載しており、ゲームにおいてAMD Ryzen 7 7800X3Dより高性能を発揮します。

グラーボ君

グラーボ君

軽い動画編集なども考えている方はよりRyzen 7 9800X3Dがおすすめ

PCケースにデザインが一新されており高級感を保ちつつゲーミングらしい見た目をしています。

メモリも32GBあり容量も2TBと申し分なし

マウスコンピューターは大手でサポートや保証も手厚く購入後も安心でき、見たよし性能も申し分ないお勧めのPCです。

Radeon RX 9070 XT搭載 GALLERIA XA7R-97XT

CPURyzen 7 7800X3D
グラフィックスRadeon RX 9070 XT
メモリ32GB(DDR5)
ストレージ1TB NVMe

最新グラボ!高コスパ

このPCのポイント

  • ドスパラの人気ブランドガレリア
  • 最新グラボRadeon RX 9070 XT搭載
  • ゲームに特化のRyzen 7 7800X3D

ドスパラの人気ブランドGALLERIA(ガレリア)のRadeon RX 9070 XT搭載のBTOパソコンです

かなり高性能でコスパが良いので今大人気のグラボですね。

グラーボ君

グラーボ君

RX 9070 XTはRTX4070TiSP以上RTX4080に近い性能が目安です。

CPUにゲーム特化のRyzen 7 7800X3Dを搭載している為、ゲームでは安定したフレームレートに期待が出来ます。

メモリ32GBあるので重いゲームをするこのPCには十分です。

ドスパラは保証やサポートも手厚く安心して購入出来るメーカーなのでお勧めです。

最新グラボ!高コスパ

Ryzen 7 7800X3Dより上位CPURyzen 7 9800X3Dモデルもあります。

グラーボ君

グラーボ君

動画編集や配信を考えている方はこちらがお勧め

RX9070XTのゲーム別フレームレート最後に

今回はRX 9070 XTについて様々な検証を行ってきました。

RX 9070 XTのライバルとなるのはRTX 5070Tiですが、純粋なラスタ性能の高さや価格とのバランスを考えると、RX 9070 XTは非常に魅力的な選択肢です。

また、今後FSR4対応タイトルが増えていけば、RX 9070 XTの持ち味がさらに活きてくるでしょう。

CPUボトルネックも現行の上位CPUを使用すればほとんど気にならず、WQHDや4Kではその高性能をしっかり発揮できます。

コストを抑えつつも高性能なGPUを求めている方には、RX 9070 XTはまさにぴったりの一枚。ぜひ導入を検討してみてください。

では!!

グラーボ

グラーボ

ドラゴンネストをきっかけにPCゲームにハマり、自作PCを作成。その後、APEXにドハマりし、RTX2080Ti搭載PCをローンで購入し、ゲーミングデバイスに100万円以上を費やしました。振り返ると、知識がなかったために最適なPCを選べませんでした。その経験を生かし、複数のグラボで検証した結果を基に、ゲーミングPC初心者に向けた最適なPCを紹介するブログを書いています。

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